2015年10月12日

フットケアと同級生

 先月末、看護学校時代の同級生がお勤めするところから講演依頼をいただき行ってまいりました
札幌からJRで約30分、そこから車で40分ほど。
地域包括センター.jpg
とても静かでキレイなところです。
介護新聞に掲載された私の連載を読んでくれたとのこと。感謝です

 最近「フットケア」に関わる心について触れる機会が本当に増えたと思います。素敵なことです・・・といいますか、そもそも『札幌フットケアサークル』がスタートしたときから大切にしていたことでございます今回は同級生が最寄りのJR駅までの送迎をしてくれました。
同級生といえども、卒業以来、まともに会っていない気がするので、たぶん20数年ぶりかも。
しかし、3年間、同じ学びを受けた者同士の会話は絶えることはありませんでした。ま、言い方をかえれば「よく喋る」です(笑)
そんな同級生と車中での会話は看護・介護は「誰のため?主役は誰か?」になりました。私たちが学んだ看護学校は『患者の立場に立つ看護』を目指しておりました。いまだに覚えている自分にもびっくりでございます

私のフットケア👣に関する活動の話からはじまり、医療から地域への連携って難しい・・・なんてはなしになりました。患者さんは治療を受けるために入院します。短い期間ではありますが、その治療に関わる看護が展開され、メインの治療は病院で完了。その後は内服や外来での定期通院や定期検査となります。
 でも、患者さんにとっては退院後からはじまる「いろいろ」があるのです。病院では、看護師さんが足浴をしてくれて観察もしてくれます。足浴で、足はピカピカになり保湿もしてくれます。
患者さんは、そのケアが継続可能な状況で退院できているでしょうか?看護師さんから患者さんへお伝えすることは、もちろんですが、ケアがご自身で本当にできているのか確認をする人は誰なのか?できる環境にあるのか?なかなか把握しきれていないことが多いように思います。

 当然ですが、患者さんは退院し社会に戻ります。自宅、または施設などに戻った先でケアを継続・確認してくれる人が必要になると思います。年齢が若くセルフケアができる方でも、どんなふうに理解され実践されているのか確認が必要です。
高齢者であれば、なおさら。「自分でできる!」とおっしゃっていても視力低下の可能性は否めません。できる部分は承認しつつ、確認とサポートは必要と考えます。施設入所の方には、どのようにケアをするのか施設でケアを担当する方へ具体的にお伝えする必要があります。

 今回の講演は、フットケアのポイントと身近にできるグッズのご紹介や爪の理想のかたちなど盛りだくさんでお伝えさせていただきました。
厚真町スライド.jpg

皆さん、超真剣です。目を閉じている方は見つけられませんでした💤
「フットケア」って、よく耳にするようになりましたが、どんなふうに?は、まだまだついていけていない気がします。どんなふうに?を知りたいニーズはあるけど、どこに聞けばいいんだろう?こんな感じで本当にいいの?大丈夫??と試行錯誤の中で取り組んでおられる方も多いと思います。特に退院後の患者さん、ご家族、訪問看護師さんやヘルパーさん、入所施設の介護職員さんなどなど。
病院は、実際にフットケアに関わる方々が理解できる具体的な方法をお伝えする役割があると思います。

「ふつうわかるよね」は最も危険
病院での「ふつう」は患者さんの日常「ふつう」とは異なることが大部分です。
「ふつう」の温度はみんな違うんです。それを自覚し「誰のため」かを見失わないことが大事と思います。

 なぜ、このようなおはなしになったかと言いますと地域でサポートしている職員さんが患者さんの状態が悪くなり受診した際「せっかく、入院して元気になったのに・・・(なんで、こんな状態になっちゃったの?ちゃんとサポートしてくれていたのかしら😞)」的な態度をとる医療者がいるようです。そのような態度(時には言葉)は、地域で患者さんをサポートしてくれている方々は傷つきます。患者さんとの関係にも影響がでないとは言い切れません。退院する際に患者さんへのケアは、どのように具体的に引き継がれ(引き継がれた方が理解できる内容で実践可能なものか)ていたのでしょうか?地域でサポートしている方々を責める前に医療機関は、どのようにお伝えすべきか?を再検討する必要があると思います。

 フットケアサークルの中でも、このような場合はどうしよう?的な話題がのぼりました。その時には、フットケア外来を担当している看護師さんが「訪問看護師さんに患者さんが入院中に来てもらって、実際にフットケア見学と実践(看護師と一緒に)をしてもらいます」と。素晴らしいっ
さすがぁ〜と思いました。

 患者さんの足を守るためには、当然ですがケアのバトンを引き継いでいかねばなりません。病院で、ここまで良くなったのよ!なんて上から目線なんてもってのほかです。だって、良くなるために入院したのですから、当然。退院後、その先にある日常をどう把握しケアを継続するためにどう引き継ぐか考える必要があると思います。誰のためのケアか?そのケアには必ず「心」がくっついています。
心も足👣も大切にサポートするためのバトンを渡していかねばなりません。
誰が主役か、その主役をサポートするために誰がどう行動するか?高齢者がますます増える環境にとっては、とても重要な課題です。

さて、厚真町ってとこのゆるキャラです。
ゆるキャラ前.JPG
ゆるキャラ後ろ.jpg

サーフボードをかついでおります。いわゆる「サーファー」です。
サーファーも波に乗るためには足が大切です。継続可能なフットケアが、この地域で広がることを願っております。




posted by ぴよNs at 03:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする